照明デザイン事務所 LIGHT GRAFFITI を開設しました。
この度、国内照明メーカー、海外での照明デザイン事務所でのデザイナー経験を経て、いろんなご縁の中で地元である北海道にて、照明デザイン事務所「LIGHT GRAFFITI(ライトグラフィティ)」を開設することになりました。
昔は、何もないように見えた北海道でしたが、少し車を走らせれば、自然光が作り出す美しい情景に簡単に巡り合うことが出来ます。
広大な大地を染める夕日やその光を柔らかく反射する水面。季節ごとに大きく移り変わるスケールの大きい風景は、北海道が持つアイデンティティのひとつと言えます。そんな北海道のポテンシャルを照明のチカラでもっと引き立たせることはできないだろうかと、以前から考えるようになりました。
照明デザインの仕事というのは、住宅や店舗、施設の照明計画やイベントでのライトアップ、都市計画など多岐に渡ります。
LED照明の普及とともに、照明デザインの存在価値が少しづつ認められるようになりました。しかし、まだまだ消費電力や機能面ばかりに目が行きがちで、照明がつくる空間の美しさや、光が持つポテンシャルを知る機会が少ないのが現状です。また、海外と比べると、照明デザインに対する対価が、日本ではなかなか理解されずらい風潮があることも、事実としてあります。
照明が少し変わるだけで、空間が持つ雰囲気が大きく変わることを、もっとたくさんの人に知って欲しい!昼間見ると無骨に見えるものも、夜に照明が加わるとその印象は全く異なる面白い表情を見せてくれる、空間に欠かせない素材のひとつなのです。
この場所で出来ることというのは、東京や海外でのプロジェクトと違って、とても限られた小さなことかもしれません。でも、少しでも多くのみなさんにワクワクするような光や、心地の良い空間に触れてもらいたいという思いから、個人的にこの仕事を続けることにしました。
これまで海外で見つけてきた光の文化も発信しつつ、少しづつですがカタチにしながら、どこまで出来るかやってみたいと思います。
これまでもお世話になってきたみなさん、これからお世話になる方々、まだまだ未熟な私たちではありますが、どうぞ宜しくお願いいたします。